コラム|【たにぐち歯科センタービルクリニック】大阪難波駅徒歩4分の歯医者

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〒542-0074
大阪府大阪市中央区千日前2-5-2
日本一歯科センタービル5F

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前歯のインプラントが難しいって本当ですか?

皆さん、こんにちは。
難波・日本橋の「たにぐち歯科センタービルクリニック」です。

 

重度のむし歯や歯周病で歯を失う可能性は、誰にでもあります。
また、不慮の事故や転倒によって、歯が折れることもあるでしょう。

 

特に、前歯はむし歯や歯周病だけでなく、強くぶつけたときにダメージを受けやすい部分です。
前歯は、お口を開けたときに目立ちやすく、歯列やお顔の印象を左右します。

 

そのため、天然の歯に近い見た目と機能が再現される「インプラント治療」がおすすめなのですが、じつは、前歯のインプラント治療は難易度が高いのが特徴です。
ここでは、前歯のインプラント治療についてお話しします。

 

 

 谷口 雅俊 院長
谷口 雅俊 院長

谷口 雅俊 院長

清風高校卒業
朝日大学歯学部卒業
医療法人小室会 小室歯科本院勤務
医長を歴任
30人以上のドクターの指導に従事
2017年度 同院、同グループ医院にてインプラント埋入本数にて最多となり表彰される
2018年度 同院、同グループ医院にてインプラント埋入本数、患者様紹介数にて最多となり表彰される
2019年度 同院、同グループ医院にてインプラント埋入本数、患者様紹介数にて最多となり表彰される
大阪市内にて勉強会開催
たにぐち歯科センタービルクリニック開院
2020年 Young ITI 参加


医院名:たにぐち歯科センタービルクリニック
所在地: 〒542-0074
大阪府大阪市中央区千日前2-5-2
日本一歯科センタービル5F

 

 

前歯の役割


私たちが前歯というのは、歯列の中央にある歯で、上下4本ずつある「切歯(せっし)」です。
前歯は薄くて尖った形をしていて、その先端で食べものを噛み切る役割があります。
前歯がしっかりと噛める状態でないと、やわらかいものしか食べられないようになり、栄養バランスに偏りが出る恐れがあります。

 

また、前歯がしっかりとかみ合っていないと、発音に影響がでることも。
さらに、前歯の色や形は、口元だけでなくお顔全体の印象を左右します
見た目や機能面で、非常に重要な役割を担っているのが前歯なのです。

 

前歯を補う治療法として、部分入れ歯、ブリッジ、インプラントから選ぶのが一般的です。
天然の歯のような見た目と噛み心地を実現したい方には、インプラント治療をおすすめしています。
けれども、一般的に、前歯のインプラント治療は難しいとされていて、場合によっては治療を受けられないこともあります。

 

 

前歯のインプラント治療が難しい理由


前歯のインプラント治療が難しいとされているのには、理由があります。

 

顎の骨が薄い

インプラント治療では、外科手術によって顎の骨にインプラントを埋め込みます。
インプラントを長期的に安定させるためには、骨の量や密度が十分になければいけません

 

前歯は奥歯よりも薄く、歯を支えている骨も薄いため、インプラントをしっかりと支えるだけの骨の量や厚みがないことがあります。
骨が薄いと、インプラントを埋め込んだ際に、骨を突き破ってしまう恐れがあります。

 

また、歯ぐきが薄いと、インプラントが露出してしまうこともあるのです。
歯を失うと、噛む刺激を受けなくなった骨は少しずつ痩せます。
前歯の場合、骨の痩せるスピードは奥歯よりはやく、歯を失ってから時間が経っていると骨が痩せ細っている可能性が高いとされています。
骨や歯ぐきが薄い場合は、骨造成などで、骨をしっかりと育ててからインプラント治療を行わなければいけません。

 

審美性が重視される

前歯は歯の中でも、特に目につきやすい部分です。
そのため、ただインプラントを入れればいいのではなく、理想の歯の形になるように、細やかな調整を行う必要があります。

 

周りの歯に馴染むように色や形を整えるためには、歯科技工士との連携が重要です。
また、インプラントを埋め込む角度や位置も重要で、しっかりと事前にシミュレーションを行い、その通りに埋め込む必要があり、設備や技術力が必要です。

 

骨が痩せたことで、歯ぐきが下がっている場合などは、事前に対策せずにインプラント治療を行うと、インプラントが透けて見えたり、むき出しになったりする可能性もあります。
場合によっては、歯ぐきの移植手術が必要です。

 

神経の位置が近い

前歯は奥歯とくらべて、神経までの距離が近いため、インプラント手術中に、神経を傷つけるリスクが高いとされています。
事前にしっかりと、神経や血管の位置を把握した上で、精密な治療を行う必要があります。
万が一、神経を傷つけてしまうと、痛みやしびれが生じることがありますので、経験豊富な歯科医院で行うことが大切です。

 

このように、前歯のインプラント治療は難易度が高く、骨造成や歯ぐきの移殖など、インプラント手術以外の治療が必要となるケースが少なくありません。
インプラントを埋め込むための十分なスペースがない場合は、事前に歯列矯正を行うこともあります。
そのため、奥歯のインプラント治療にくらべて、治療期間や費用面での負担が大きくなる傾向にあるのです。

 

 

前歯のインプラント治療のメリット

前歯のインプラント治療は難易度が高いとされています。
けれども、メリットも多くあります。

 

天然の歯のような見た目が再現される


前歯は目立つだけに、見た目にこだわる方は多くいらっしゃいます。
インプラントの場合、入れ歯やブリッジとは異なり、天然の歯と同じように自立するため、バネなどの装置が不要です。

 

また、インプラントの上部に装着する人工歯を、セラミック素材のものにすれば、天然の歯と見分けがつかないくらい、自然に仕上げることができます。

 

咀嚼(そしゃく)力が向上する


インプラントは顎の骨に埋め込むことで、しっかりと安定し、天然の歯とかわらない噛み心地が再現されます。
前歯には、食べものをしっかりと噛む役割があります。
入れ歯では食べるのをためらっていた硬いものも、気にせず食べていただけるでしょう。

 

周りの歯に負担をかけない


インプラントは入れ歯のように隣の歯にバネをかけたり、ブリッジのように両隣の歯を削って柱にしたりする必要はありません。
支えとなる歯はダメージを受けやすく、歯の寿命が短くなる恐れがあります。
前歯1本失ったために、残りの前歯も失ってしまうことになる可能性もあるのです。
自立するインプラントは、周りの健康な歯に負担をかけず、お口全体の健康を維持する効果が期待できます。

 

メンテナンス次第で長く使える

インプラントは、適切なメンテナンスを続けていれば、10〜15年の累積生存率は上顎で約90%程度、下顎で94%程度とされていて、15年以上経っても、問題なく使えているケースがほとんどです。

 


(参考:厚生労働省「歯科インプラント治療のための Q&A」p3より) >

 

ただし、インプラント治療後は、メンテナンスを継続させる必要があります。インプラントは人工物ですので、むし歯になることはありませんが、不衛生な状態が続くと周囲が炎症したり、周りの歯がむし歯になる可能性があります。

 

お手入れが不十分な状態が続くと、インプラントが脱落するおそれがあるため、しっかりとメンテナンスを継続させましょう。

 

 

前歯のインプラント治療はたにぐち歯科センタービルクリニックにご相談ください


前歯のインプラント治療には多くのメリットがありますが、難易度が高いため、信頼できる歯科医院で行うのがおすすめです。

 

近鉄・千日前線・堺筋線の「日本橋駅」から徒歩1分、千日前通り沿いの【たにぐち歯科センタービルクリニック】の院長は、インプラント治療の実績が豊富です。

 

インプラントを埋入する場所の骨の量が少ないと診断された場合は、症状に合わせて、

・骨造成
・サイナスリフト
・ソケットリフト

などの、骨を増やす治療にも対応しています。
整った設備と高い技術力で、お一人お一人の状態にあった治療法をご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。

 


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