歯周ポケットとは??
2021年1月19日
皆さんこんにちは😊🎵
歯周病検査の一つに歯周ポケットの検査があります。
本日は歯周ポケットについてお話したいと思います🦷
歯周ポケットとは、歯と歯茎(歯肉)の間にある溝のことを言います。健康な人でも歯周ポケットはありますが、歯周病に感染して進行・悪化していくと、歯周ポケットがどんどん深くなっていきます。その意味では、歯周ポケットの深さは「歯周病の進行度合い」を表しているとも言えます。
歯周病が進行すると、歯周ポケットはどんどん深くなっていきます。目安として、軽度の歯周病で4mm、中度の歯周病だと5~6mm、重度の歯周病になると歯周ポケットの深さは7mm以上になります。
・健康な状態
歯茎は、健康な状態のときには歯茎にぴったりと密着しています。歯周ポケットの深さが1mm~3mmであれば、歯茎は健康な状態だと言えます。
・歯肉炎
歯周ポケットの深さは3mm以内です。歯周病菌の出す毒素によって歯茎に炎症が起こり、歯茎が赤みを帯びて腫れたような状態になります。ブラッシングで出血することもあります。
・軽度歯周炎
歯周ポケットの深さは4mmです。歯茎が赤く腫れ、ブラッシングや食事の際に出血するようになります。冷たい水がしみることがあるほか、指で歯を押すと前後に動くようになります。
・中度歯周炎
歯周ポケットの深さは5mm~6mmです。歯茎がブヨブヨと腫れぼったくなり、出血が増え、膿が出るようになります。歯茎が痩せて、歯が長くなったように見えるほか、歯が前後・左右にグラつくようになります。
・重度歯周炎
歯周ポケットの深さは7mm以上です。顎の骨が大きく溶かされ、歯周ポケットも深くなり、歯のグラつきがひどくなります。私たちの歯の根(歯茎に埋まっている部分)は長くても2cmほどなので、歯周ポケットが7mm、8mmというレベルになると、いかに歯がグラつくのかイメージできると思います。歯茎が真っ赤に腫れあがり、膿が出て、出血もひどくなります😱
歯肉炎の状態であれば、正しいブラッシングを継続することで歯周ポケットは元のように回復します。しかし、軽度歯周炎や、中度歯周炎の状態にまで進行すると、ブラッシングだけで改善させることはできず、歯科医院での専門処置が必要になります。また、中度歯周炎や重度歯周炎の場合は、歯茎を切開して歯周病菌を取り除く外科処置が必要になるケースもあります😫😫
歯ぐきから血が出る、腫れているなどのお悩みの方は早めの受診をおすすめします!!
まずは一度検査をしてみてご自身のポケットの深さがどれくらいなのかチェックしてみましょう✨