ブログ|【たにぐち歯科センタービルクリニック】大阪難波駅徒歩4分の歯医者

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根管治療とは

2021年1月30日

皆さんこんにちは😀💗

 

虫歯が進行して症状がひどくなると「根管治療」と呼ばれる、歯の神経を取り除く治療が必要になります。

歯を削る治療とは違って神経を取り除く治療なので、治療内容や治療後の痛みについて気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

根管治療は個人差はありますが長期に渡る治療になる可能性がありますので、治療の流れを3つに分けてご説明します✨

 

根管治療とは「歯髄(しずい)」と呼ばれる歯の神経にまで達した虫歯の治療のことです。

歯髄は歯の深い部分にあるため、歯髄まで達した虫歯は強い痛みを感じやすく、そのまま放置していても悪化する一方なので治療する必要があります。

具体的な治療内容は、歯の神経を取り除いて神経が入っていた根管を洗浄・除菌し、薬剤を詰めて被せ物をするというものになります。

神経を除去し、なおかつ根管を削る治療なので高度な技術が必要です。きちんと根管治療が行われれば歯を残したまま歯の機能を取り戻すことができます😬

 

①歯の神経の除去

根管治療はまず「抜髄(ばつずい)」と呼ばれる、歯の神経を取り除く処置から始めます。

部分麻酔をし、歯を削る機械を使って虫歯を除去しつつ、神経の上に被さっている硬い歯質を削ります。

歯質が削れて歯の神経が見えたら、次に「ファイル」と呼ばれる針のような特殊な器具を使って神経を取り除く。神経が取り除かれた歯は空洞になっているので、

そこに薬を入れて仮の蓋をし、時間を置いて根管を消毒。といった流れになります。

麻酔をしているため、ここまでの治療で痛みを感じることはあまりありません。

ただし、虫歯がひどく進行して「歯髄炎(しずいえん)」を起こしている場合など症例によっては、麻酔が効きにくく強い痛みを伴う場合があります。

 

②根管を拡大

次に、神経を取り除いて空洞になった根管を拡大していきます。

根管は一本の歯に対して複数本あり、前歯では1〜2本、奥歯では3〜5本に分岐しています。分岐した根管をそれぞれ拡大していく必要があるのですが、

根管は狭く暗いため根管拡大には高度な技術を求められます。

根管拡大だけで何回も通うケースもあります。

 

③根管の充填

根管の拡大が終わったら、次に根管の充填(じゅうてん)を施して根管治療は終了です。

根管の充填を行う理由は根管内に菌が発生するのを防ぐため。広げた根管の穴の大きさを測り、根管にぴったり合う根充材を詰めていきます。

ここで根充材でぴったり蓋をしないと隙間に細菌が発生してしまうため、減菌体制の中で慎重な治療が必要となります。

 

 

普通の虫歯の治療とは違って回数がかかり根気のいる治療にはなりますが、1本でも多く自分の歯を残せるため、しっかり治療し、歯を残していきましょう👍✨✨