【大阪難波の歯医者】インプラント周囲炎の症状とは|痛みがなくても注意が必要な理由

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2026.09.28 コラム

インプラントは、天然の歯に近い見た目や、噛み心地をめざせる治療法です。

インプラント治療後20年以上が経過した患者さんを対象としたアンケート調査では、84%の方が「何でもよく噛める」、93%の方がインプラント治療に満足していると回答しています。


参考:J-STAGE|日本口腔インプラント学会誌「20年以上経過したインプラント患者のアンケート調査」p50-170より

 

一方で、インプラントを長く快適に使い続けるために注意したいのが「インプラント周囲炎」です。
インプラントの周りの歯ぐきや骨に炎症が起こる病気で、初期には痛みなどの自覚症状が少ないため、早めに変化に気づくことが大切です。

今回は、インプラント周囲炎の症状や痛みがなくても注意が必要な理由、予防のポイントについてわかりやすく解説します。

 

インプラント周囲炎の症状について~長く使っていくために~


インプラント周囲炎とは、インプラントを入れた部分に歯周病のような炎症が起こる病気です。

インプラント周囲炎のおもな原因は、細菌のかたまりである「プラーク(歯垢)」です。
インプラントと歯ぐきの間にプラークがたまることで炎症が起こり、歯ぐきの腫れや赤み、出血などの症状を引き起こします。

さらに進行すると、インプラントを支える骨にまで炎症が広がり、インプラントがぐらつくこともあるため注意が必要です。

 

インプラントを長く使っていくためにも、インプラント周囲炎の特徴と予防の方法について知っておきましょう。

 

歯ぐきが赤く腫れる

インプラント周囲の歯ぐきの赤みや腫れは、インプラント周囲炎でみられる症状の一つです。

 

健康な歯ぐきは淡いピンク色で引き締まっていますが、インプラント周囲炎によって炎症が起こると、赤く腫れることがあります。

毎日のセルフケアを続けるとともに、歯ぐきに赤みや腫れなどの変化がないかにも目を向けるとよいでしょう。

 

歯ぐきから出血する

インプラント周囲炎の症状の一つに、歯ぐきからの出血があります。

 

歯科では、専用の器具(プローブ)をインプラント周囲の歯ぐきの溝に入れて、炎症の状態を調べる「プロービング」という検査を行います。

検査をした際に出血があるかどうかは、歯ぐきの炎症の有無や、インプラント周囲炎の進行を確認する重要な指標の一つです。

 

インプラント周囲から膿が出ることがある

インプラント周囲炎が進行すると、インプラント周囲の歯ぐきから膿が出ることがあります。
膿が出ているかどうかは、インプラント周囲炎の進行を確認する重要な指標の一つです。

インプラント治療後に歯科で継続して行うメンテナンスでは、膿の有無も確認しながらインプラント周囲の状態をチェックします。

 

進行するとインプラントがぐらつくことがある

インプラント周囲炎の進行によって、インプラントのぐらつきがみられるケースがあります。

炎症がインプラントを支える骨まで広がり、骨が失われることで、インプラントと骨との結合が失われるためです。
インプラントのぐらつきは、骨との結合状態を確認する重要な指標となります。

 

インプラント周囲炎は痛みがなくても進行することがあります


ここまで、インプラント周囲炎のおもな症状を紹介してきました。
しかし、じつは、インプラント周囲炎は、ある程度進行するまで自覚症状が現れにくいため「痛くないから問題ない」と自己判断することはできません。

天然の歯には、歯に加わる力を感じ取る「歯根膜(しこんまく)」という組織がありますが、インプラントには歯根膜がありません。
そのため、天然の歯とは感覚の仕組みが異なり、自分では変化に気づきにくいのです。

またインプラント周囲炎は、見た目だけでは判断が難しい場合もあります。
痛みや目立った変化がなくても、定期的に歯科でメンテナンスを受けることが大切です。

 

インプラント周囲炎は早めの対応が大切です


インプラント周囲炎の兆候がみられた場合は、できるだけ早めに歯科を受診しましょう。

インプラント周囲炎が進行すると、インプラント周囲の歯ぐきだけでなく、インプラントを支える顎の骨にまで炎症が広がります。
さらに進行すると、インプラントを支えられなくなり、インプラントの脱落につながる可能性もあります。

時間をかけて治療したインプラントだからこそ、できるだけ長く快適に使い続けたいものです。
歯ぐきの腫れや出血など、いつもと違う変化に気づいたときは、小さなことでもそのままにせず、歯科へ相談するのが大切です。

 

インプラント周囲炎を予防するポイント

インプラント周囲炎を予防し、インプラントを長く使い続けるためには、毎日のセルフケアと歯科での定期的なメンテナンスを併用することが大切です。

 

毎日のセルフケアを丁寧に行う


インプラント周囲炎の予防には、インプラント周囲にプラークをためないよう、毎日の丁寧な歯磨きが大切です。

歯ブラシだけではなく、インプラントの形や清掃する部分の広さに応じて、ワンタフトブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなどの清掃補助アイテムを使いわけることがポイントです。
適した清掃用具はインプラントの状態によって異なります。
歯科で自分に合った道具や使い方の指導を受け、毎日のケアに取り入れましょう。

 

禁煙を心がける


禁煙もインプラント周囲炎の予防に大切です。

喫煙はインプラント周囲炎の大きなリスク要因とされています。
タバコを吸うと血流や免疫機能などに影響をおよぼし、インプラント治療後の傷の治りが遅くなるだけでなく、インプラント周囲炎の発症や悪化につながる可能性があります。

インプラントを長く使い続けるためにも、喫煙している方は禁煙を検討しましょう。

 

定期的に歯科でメンテナンスを受ける


インプラントを長く快適に使い続けるには、歯科での定期的なメンテナンスも大切です。

 

メンテナンスでは、インプラント周囲の状態をしっかりと確認するとともに、お口の中の汚れを落とすクリーニングを行います。

インプラント治療後も定期検診を継続し、良好な状態を保つことで、ご自身の歯と同じように食事や会話を楽しめる状態を長く維持していきましょう。

 

インプラント治療後のお口のお悩みは当院までご相談ください


インプラントを長く快適に使い続けるには、お口の中を清潔に保つ適切なセルフケアと、歯科での定期的なメンテナンスを続けることが大切です。

当院では予防ケアとして、歯科での定期的なメンテナンスだけでなく、毎日の歯磨きを正しく行うことを重視しています。
お一人お一人のお口の状態や、歯の磨き方を確認し、ご自宅でも適切なケアを続けられるよう歯磨き指導を行っています。

「きちんと磨けているか不安」「インプラントの周りに気になる変化がある」など、少しでも気になることがあれば当院までご相談ください。

大切なインプラントをできるだけ長く使い続けられるよう、治療後のケアまでサポートいたします。

 

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