インプラントの被せ物だけ交換できる?インプラントの構造について解説
皆さん、こんにちは。
難波・日本橋の【たにぐち歯科センタービルクリニック】です。
インプラント治療をご検討している方の中には、インプラントの歯が欠けたらどうすればいいのだろう?とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
手術をやり直さなければいけないのかと、不安に感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
インプラント治療では、被せ物の素材にセラミックやジルコニアなど、審美性だけでなく強度の高い素材を使用するケースが多いため、よほど強い力がかからなければ欠けたり割れたりすることはないでしょう。
ただし、絶対に割れないというわけではありません。
万が一、破損することがあっても、被せ物の問題であれば上部構造だけを取り替えることで対応できる場合があります。
ここでは、インプラントの被せ物を交換した方がいいケースや被せ物を長持ちさせるポイントについてお話しします。
谷口 雅俊 院長
朝日大学歯学部卒業
医療法人小室会 小室歯科本院勤務
医長を歴任
30人以上のドクターの指導に従事
2017年度 同院、同グループ医院にてインプラント埋入本数にて最多となり表彰される
2018年度 同院、同グループ医院にてインプラント埋入本数、患者様紹介数にて最多となり表彰される
2019年度 同院、同グループ医院にてインプラント埋入本数、患者様紹介数にて最多となり表彰される
大阪市内にて勉強会開催
たにぐち歯科センタービルクリニック開院
2020年 Young ITI 参加
医院名:たにぐち歯科センタービルクリニック
所在地: 〒542-0074
大阪府大阪市中央区千日前2-5-2
日本一歯科センタービル5F
Contents
インプラントは部分的に交換できます
インプラントを構成するのは、
・歯根の代わりとなるインプラント体
・被せ物を支えるアバットメント
・被せ物
の3つのパーツです。
外科手術によって埋められたインプラント体は、数ヶ月で骨と結合します。
インプラント体と骨が結合したら、2回目の手術を行って、インプラント体の上部にアバットメントを取り付けるのが一般的です。
お口の状態によっては、1度の手術でアバットメントまで取り付けられることもあります。
また、インプラントメーカーによっては、インプラント体とアバットメントが一体化しているものもあります。
インプラント体とアバットメントは、スクリューを使って固定されるので、スクリューを外してメンテナンスを行うことや、必要に応じてスクリューを締めなおすことも可能です。
実際に、「歯」の代わりとなる被せ物(人工歯)を上部構造とよばれています。
上部構造は、かみ合わせや周りの歯とのバランスなども考慮しながら、アバットメントに取り付けます。
インプラントの被せ物を交換した方がいいケース
インプラントは適切なメンテナンスを行っていれば、長くお使いいただくことができます。
ただし、被せ物が割れたり欠けたりした場合は、被せ物を新しいものに変えなければいけません。
インプラントの上部構造に使用されることが多いセラミックは、強度が高いという特徴がありますが、強い衝撃が加わると陶器のように割れてしまうことがあります。
また、歯ぎしりや食いしばりのクセがある場合、負荷が大きくなるため一般的な寿命よりも短くなってしまうケースがありますので注意が必要です。
インプラントの被せ物が破損した状態をそのままにしていると、かみ合わせの問題につながる恐れがあります。
そうなると、残っている歯や歯ぐき、顎にとって負担となりますので、早めに交換するようにしましょう。
被せ物が欠けるだけでなく、被せ物とアバットメントとの間にすき間ができていたり、インプラント体とアバットメントの接合部分が緩んでいたりすると、被せ物が外れてしまうことがあります。
外れる原因によっては、被せ物の修理や交換が必要となる場合があります。
インプラントの被せ物を長持ちさせるために大切なこと
インプラントの被せ物を交換するとなると、インプラント手術ほどは必要ないものの、費用負担が発生します。
できるだけ長くお使いいただくためには、次のことに気を付けましょう。
・左右バランスよく噛みましょう
インプラント治療後は、治療前よりもしっかりと噛めるようになる方がほとんどです。
歯を失ったままの状態や、入れ歯が合わずに思うように噛めなかった方は、噛める場所で噛むクセが付いている場合があります。
偏った噛み方を続けていると、お口全体のバランスが崩れてしまう恐れがありますので、食事の際は左右バランスよく噛むようにしましょう。
・硬いものは適度にしましょう
インプラント治療後は、ほとんどの食品をしっかりと噛むことができるようになります。
入れ歯では思うように噛めなかったおせんべいやフランスパンなど、ガマンせずに食べられるようになる方が大半です。
けれども、硬いものばかりを食べていると、やはり被せ物やインプラントにとって負担となります。
適度に食べていただくのは問題ありませんので、偏りすぎないように気を付けましょう。
・適切なセルフケアを行いましょう
インプラントの周囲に溜まった汚れが原因で、歯ぐきや骨に炎症が起こる「インプラント周囲炎」になると、インプラントを支えられなくなり、インプラントそのものが脱落してしまう恐れがあります。
インプラントの周囲に汚れを溜めないように、毎日しっかりと丁寧に歯を磨きましょう。
歯ブラシ1本だけでは、すべての汚れを落とすことはできないとされています。
特に、歯と歯の間の汚れは、歯ブラシ1本では6割ほどしか落とせませんが、歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで、汚れの除去率は8割程度まで高まります。
当院では、歯間ブラシやデンタルフロスの選び方から使い方まで丁寧にお伝えしますので、どのようなことでもご相談ください。
・定期的に歯科のメンテナンスを受ける
毎日のセルフケアに加えて、歯科のメンテナンスを定期的に受けることも大切です。
歯科のメンテナンスでは、セルフケアでは取り切れない汚れを専門的な薬剤と機器を使って取り除きます。
汚れを取り除くだけでなく、インプラントのぐらつきがないかや被せ物に破損がないかも確認し、問題があればすぐに対応します。
インプラントに関することは「たにぐち歯科センタービルクリニック」にご相談ください
インプラント治療を行うことで、しっかりと噛めるようになるだけでなく、見た目も自然に仕上がるので、食事や会話を楽しんでいただけるようになります。
ただし、長く安定してお使いいただくためには、適切なメンテナンスが必要です。
使用中に被せ物が欠けたり割れたりした場合は、インプラント体ごと交換するのではなく、被せ物だけを交換できます。
インプラント治療経験が豊富な当院では、治療後のメンテナンスにも力を入れています。
安定して長くお使いいただくためにしっかりとサポートしますので、気になることがある方はお気軽にご相談ください。
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