舌苔(ぜったい)について
2022年2月26日
皆さんこんにちは😀✨
いきなりですが皆さん、舌の上に白い苔(こけ)のようなものが溜まってはいないでしょうか。
それは「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる、細菌のかたまりです。
歯のケアはしているけど、舌のケアは何もしていないという方、実は多いのではないでしょうか?
鏡で見てみると舌の表面が白かったり黄色くなっていませんか?口内の皮膚が剥がれてできた垢・食べもののカス・唾液の成分・細菌・微生物などが溜まって形成されます😱最新の研究では、新型コロナウイルスを活性化させ、細胞に侵入させやすくする物質が舌苔の中に存在していることがわかってきました。なので舌磨きで舌苔を減らす必要があります❕
舌苔を放置しておくと…
●口臭の原因になる
口臭の90%以上は口の中に原因があります。口臭の主成分は口の中の細菌が含硫アミノ酸を分解することにより発生するガスであり、揮発性硫黄化合物(きはつせいいおうかごうぶつ)と呼ばれています。舌苔は含硫アミノ酸を含む剥離上皮細胞(はくりじょうひさいぼう)に富むことから、揮発性硫黄化合物のおもな発生原因となります。また口臭がある人とない人とでは、舌苔の細菌構成が異なります。また歯周病になると舌苔も増える傾向があります。
●味覚障害
舌の表面には味蕾(みらい)と呼ばれる、味覚を感じる器官があります。蓄積した舌苔により味の刺激を感じる味蕾が機能しなくなり、味覚障害になる恐れがあります。
●誤嚥性肺炎
食べ物や飲み物、口腔内の分泌物などが気管や肺に入ることを誤嚥(ごえん)と言い、誤嚥によって引き起こされる肺炎を誤嚥性肺炎と言います。舌苔が多いと、誤嚥性肺炎を引き起こす原因となる細菌を誤嚥をした時に、細菌が気管や肺に入ってしまうため、誤嚥性肺炎になるリスクが高くなってしまいます。なかでも睡眠中に少量の唾液が気管に入って起こる不顕性誤嚥は、本人も自覚がなく危険です。口の中の細菌を減らす為に舌苔を除去し清潔に保つことがとても重要です。
歯や口の健康は口の中だけではありません。病気のリスクを減らすためにも、口腔ケアをしっかり行い、お口の中の細菌を減らして清潔に保っていきましょう!😊